スマトラ探鳥記 Birding in Sumatra(10)マレーワシミミズク
2019年3月にインドネシアのスマトラ島にて探鳥しました。
▼クリンチ山裏手からスタートしたボート・バーディングも、日差しがきつくなり帰りの時間が近づいてきました。
木陰から樹上を見ていると、ツートンカラーのヒタキサンショウクイがぱらぱらと飛んでいます。(Bar-winged Flycatcher-shrike)
▼前回のタイに続き2度めの出会い。Bar-wingedというのは肩のラインが由来でしょうか。
▼ハイバラメジロの群れも来ました。(Oriental White-eye)
余談ですが、4日目のこの頃、唐辛子と油を多用したインドネシア料理が合わず、胃痛に苦しみました。一方で、毎日たくさん提供されるお菓子、カステラやパウンドケーキの類は大変美味で助けられました。ブレイクタイムもまめに設けてくれ、スタッフの気遣いを感じる日々でした。
▼ボートの復路、朱色が目に鮮やかなスンダベニサンショウクイを見ることができました。インドネシア固有種です。(Sunda Minivet)
▼スンダベニサンショウクイは他の赤いサンショウクイとは赤さが違う!とのこと。
さて、午後はしばしの昼寝タイムとし、16時からナイトバーディングに向かうことになりました。
クリンチ山の中腹まで登ると、ガイドが懸命にフクロウの声を耳をそばだて、林の中を探してくれます。ガンバってるけど、果たして見つかるのだろうか…と半信半疑に思っていると、あっちに行ったから追う!と只ならぬ迫力で指示され一緒に藪こぎすることになりました。
▼一体どうやって見つけたのかと驚く出会い。マレーワシミミズクのひなです。(Barred Eagle-Owl)
▼おそらくいつもペアがこのあたりにいるということで成鳥を探してくれていたのでしょうが、偶然幼鳥のほうが見つかったようです。
▼マレーワシミミズクの成鳥はどちらかというとユーモラスなオジサン風の顔なのですが、天使のような真っ白な赤ちゃんバージョンに出会えると思わず、ガイドの頑張りも含めて大変感動しました。
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