コアジサシのコロニーを訪れて
6/1 神栖市のコアジサシのコロニーを訪れました。
▼川沿いにできた砂礫質の草地の上空に70羽近くのコアジサシが舞っています。(Little Tern)
▼草地の地面には、抱卵するコアジサシの姿が見られました。コアジサシの警戒心とモビングを頼りにしてか、シロチドリやコチドリも一緒に営巣しており、コロニーの様子は見ていて飽きません。
▼ところで、コロニーから少し離れた桟橋の手すりに留まった個体は、すぐ近くまで行っても逃げませんが、果たしてアメリカコアジサシでしょうか。(Least Tern)
▼5メートルくらいまで近づいても、背伸びをしたり羽繕いをしたりしています。他の個体とは少し様子が違うようです。
しばらく見ていると、伸びの際にアメリカコアジサシの特徴であるライトグレーの腰色が見えました。
▼写真の通りコアジサシの場合は、腰は真っ白なので、やはり桟橋の個体はアメリカコアジサシで良さそうだと確信が強まりました。
▼聞いた特徴としては、コアジサシと比べて~足が暗色がかって短い、眉斑の白い部分が狭い、くちばしの先の黒斑が小さい、ライトグレーの腰、全体的にやや小ぶり~ということですが、非常に微妙な違いです。
▼他の群れはコロニー周辺を飛び回っており、なかなか落ち着いて見られないのですが、この個体だけは格別にじっくり見られたので遠出のかいがありました。
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