冬の道東(1)~シマフクロウ
2015/12/20 北海道の道東、羅臼や根室を探鳥した記録です。
▼羅臼町のシマフクロウ観察ができることで有名な「鷲の宿」にお邪魔しました。
到着した瞬間、車窓からもうシマフクロウが見えたので焦りました。
▼観察に最適な時期は繁殖期の6月で、真冬は出てこないこともままあるそうなのですが、この日は無風状態だったことが幸いし、心ゆくまで見ることができました。シマフクロウは羽根を痛めやすく、風が強ければ強いほど出てこないのだそうです。
▼一つの川に一家族が住むというシマフクロウ、この時はお父さん・長女・末っ子(性別不明)を観察することができました。左がお父さんで、右が長女です。
▼お父さんは流石に貫禄があってものすごくカッコイイです!全体にボリュームがあって羽根の模様もコントラストが明瞭でした。
▼気が強い長女ちゃん。お母さん亡き後、お父さんにベッタリで離れないため、お父さんの婚活がうまくいかないそうです…。
▼末っ子氏。魚が動いて水面がキラキラするのを見るのが好き。人間の子どものようにずっとこの体勢で見ていました。
▼初めて見たシマフクロウは、非常におっとりしていて、その体型のためかとてもヒトっぽい雰囲気を醸しだしていました。
全体で140羽しかいないシマフクロウの将来、この一家の行く末、それぞれがとても気になるところです。(写真は末っ子。たまに餌もとります)
▼鷲の宿は、ストロボ無しでも撮影できる特殊な照明システムがあり、それにも驚かされました。
ストロボを持ってないので絶対に写真は撮れない…と思っていたので有り難かったです。
なんだか鷹とふくろうの間みたいな感じですね。
写真とてもよく撮れてますね。
家族のエピソードもとてもいいですね。
お姉さん、お父さんの婚活応援しないといけませんね。なんせ140羽しか残ってない。ちょっと悲しい現実ですね。
やっぱり鳥でも性格っていろいろなんですね。末っ子たまに餌をとりますってちょっと笑ってしまいました。
Popo様>
北海道の「鷲の宿」では、誰でも野生のシマフクロウを観察・撮影できるように工夫されており、タイミングが合えばシマフクロウの生態に詳しい方から解説を聞くことができます。
まるで人間の家族のようにエピソードを話して下さるので、感情移入して聞き入ってしまいました。
なかなか個体数が増加せず、保護活動も苦労が多いようですが、少しずつでも増えていって欲しいですね。