
再びのコスタリカ(1)~ムナジロマイコドリ、オオヨタカ
3/10~3/19 二度目のコスタリカ訪問を振り返ります。
2019年11月に初めてコスタリカを旅行し、野鳥の豊富さと魅力に感動したため、2021年の春に再びの訪問を企てていました。しかし、かのコロナ禍が始まり、計画は苦渋の判断で何年も延期されました。もはや行くことはできないのではないかとも思ったのですが、何度目かの企画が立ち上がり、2025年ようやく2度目の訪問が叶いました。
3/10、いよいよ念願のコスタリカに出発の日。
ところが、午前中に出発するエアロメヒコ機に機体トラブルが発生し、なんと飛行機が欠航になってしまいました。
途方に暮れていると、翌朝の臨時便に振り替えてもらえるとのこと。その後、エアロメヒコの計らいで、朝夕食付きのホテルにバスで案内されましたが、予期せぬ多数の来客でレストランのバイキング形式の大皿はどれも空になり、配給されるたびに人が群がるカオスな状態になっていました。
3/11、ホテルの朝6時のシャトルバスに乗り、9時半出発の臨時便でメキシコシティに向かうことができました。
当初はメキシコシティで10時間以上の待ち時間が必要でしたが、臨時便への振替により乗り継ぎは2時間となって、すぐにコスタリカのサンホセ空港への空路につくことができました。
本来なら昨夜到着し、今朝から探鳥を始める予定でしたが、思わぬアクシデントにより到着が1日遅れたため、遅れを取り戻すべく急いでガイドさんとともにポイントへ向かいました。
▼レストランなども備えた私設の自然観察ガーデン「ピエレラ・エコロジカル・ガーデン」(→コスタリカの地図)に到着すると、フタユビナマケモノが出迎えてくれました。前回はミユビナマケモノしか見られなかったので、幸先が良いです。
▼これまたコスタリカでは外せないシロヘラコウモリ。葉っぱをかじってテントを作り、集団で休んでいます。
▼カフェの餌台には、赤い帽子をかぶったホオグロミヤビゲラがやってきています。(Black-cheeked Woodpecker/male)
▼前回もあちらこちらで見かけたキバラオオタイランチョウは今回も真っ先に現れました。(Great Kiskadee)
▼現地コスタリカ人ガイドさんが奥の森を案内してくれ、薄暗い森に潜むムナジロマイコドリを見せてくれました。(White-collared Manakin)
▼ムナジロマイコドリは、「パチッパチッ」と弾けるような音を鳴らして求愛ディスプレイをするため、音で居場所がわかるようです。
▼背中側も黒と黄色のグラデーションが美しいです。コスタリカといえば外せないのはマイコドリ。
飛行機の問題で波乱の幕開けでしたが、初日から素敵な鳥が見られました。
▼ちなみにこちらはムナジロマイコドリの抱卵中の雌。全身グリーンのカモフラージュ色で、つぶらな瞳がチラッと見えます。
▼前回は11月に来たので非繁殖期でしたが、今回は繁殖期の3月。ハチドリもふわふわの巣で抱卵していました。シロエリハチドリ。(White-necked Jacobin)
▼木の根元に背中が明るい茶色のモリツグミがいました。胸の斑が特徴的なので腹側が見たかった…。(Wood Thrush)
▼オオヨタカ。これは見るのが大変でした。あまりにも地面と同じ色なので、あそこだと言われてもどこだか分からないのです。そんな具合で現地ガイドさんが次から次と鳥を見つけてくれ、ここに数時間しかいられないのが悔やまれました。(Common Pauraque)