
2025年10月の大洗-苫小牧-八戸航路(1)コアホウドリ、メボソムシクイ上種
10/8~10 大洗-苫小牧-八戸航路に行ってきました。
大洗~苫小牧航路の深夜便は、この夏からすべて新造船に置き換わりました。ところが、この新造船は鳥の観察にはあまり向かないため、秋以降の航路観察は難しいだろうと思っていました。
しかし、新造船の一隻がクジラとの衝突事故でドック入りすることになり、その代わりに、後部デッキが常時開放されている夕方便の船「ふらの」が深夜便のコースを走る特別ダイヤの日があることがわかりました。
長時間観察できる貴重な機会なので、今回は八戸航路も組み合わせて乗船することにしました。
▼10/8 夜明けからしばらく経った6時半頃、福島と宮城の県境の沖で、1羽のメボソムシクイ上種が船についてきました。デッキを右往左往するような場面もありましたが、しばらくすると船から姿は見えなくなりました。

▼コアホウドリは満遍なく46羽が現れました。(Laysan Albatross)
海水温・気温ともに高く、日中はシャツにレインウェアくらいで過ごせてしまいました。

▼オオミズナギドリは、秋の遅い時期にはM字の見えるフレッシュな個体が多く見られましたが、今回は羽根が摩耗した成鳥が多く見られました。(Streaked Shearwater)

▼新造船「かむい」とすれ違いました。外見はかっこいいのですが、バードウォッチャーには冷たい様です。

▼岩手と青森の県境の沖では、オオミズナギドリの大群が次々と湧き出す場面があり、見応えがありました。

▼おびただしい数が横に絵巻のように続いていて、順光を受けて輝いています。

▼心臓の強いコアホウドリが船体脇を流れてきました。夕方便はデッキが後方に位置するため、船首で鳥がかき分けられてしまい、結果として船体から離れた鳥を見ることになりますが、このような鳥もたまにいます。

▼クロアシアホウドリは少なく、4羽のみでした。(Black-footed Albatross)

▼尻屋崎を少し過ぎたあたりで、下面の黒色部が多いコアホウドリが現れました。さて、これから楽しみな津軽海峡です。(Laysan Albatross)
















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