長良川の鵜飼&うかいミュージアムを見に行く

長良川の鵜飼&うかいミュージアムを見に行く

8/22 岐阜県岐阜市・長良川に鵜飼を見に行きました。

▼発端は、昨年の東京国立博物館で開催された特別展「はにわ」で、鵜飼のウをかたどった「鵜形埴輪」(5世紀、群馬出土)を見たことです。それだけ昔から存在する人と鳥が協力する伝統文化をぜひ見てみたくなり、今年はどこかで行きたいと思っていました。

▼そしてこの夏、機会を得て長良川へ。まずは2012年にオープンした「長良川うかいミュージアム」を訪問します。

▼38度ほどの猛暑日でしたが、涼しい室内から長良川を眺めることができます。見ているとミサゴが狩りをしていました。

▼中の展示は非常に凝ったもので、大きな画面を立体的に使ったオープニングムービーは必見です。こちらは鵜匠の1日を示した模型。

▼こちらは6人の鵜匠のシルエットと屋号。鵜匠は宮内庁式部職鵜匠という職名で、古典漁法を守るとともに皇室に鮎を献上する役割を担っており、一子相伝で長男に継承されていきます。

▼鵜は各鵜匠が20羽前後を飼育しており、体の大きいウミウが使用され、茨城県の日立市で捕獲された毎年2羽が全国11箇所の鵜飼開催地に供給されています。

▼首に付けた縄の絶妙な加減で、小魚は胃袋へ、大きめの魚は喉元で止まるようにできているそうです。

▼さて、19時を回っていよいよ長良川の鵜飼の観覧が始まりました。周辺の宿の灯りや外灯が消灯されていきます。

▼4発の花火とともに開始。上流から鵜舟が下ってくるのを待ちます。

▼いよいよ篝火を灯した鵜飼の舟が間近に迫ってきました。長良川では少なくとも1300年前から続く、絵巻のような幻想的な風景です。

▼篝火は、照明であるとともに鮎を驚かせて鵜が狩りをしやすくする役割があります。

▼鵜は、その日調子が良さそうな10羽から12羽が使用されます。
「ウー!頑張れー!」と心で思う人、声に出す人、楽しみ方はさまざまですが、いずれにしろ双眼鏡は必須といえます。
観覧席には当たり外れの差がかなりあるのですが、双眼鏡を用いることでそれを克服することができます。

▼最後に、舟一艘あたりの漁獲高を見せてもらいましたが、小ぶりながらツヤツヤとした鮎が思ったより捕れていました。
埴輪の時代から連綿と受け継がれてきた、鵜匠とウミウが織りなす風雅で独特の文化を遂にこの目で見ることができ、達成感のある旅となりました。