2025 硫黄島3島クルーズへ(3)南硫黄島の威容、オガサワラミズナギドリ
6/13~18 2025年の硫黄島3島クルーズに行ってきましたので、振り返っていきたいと思います。
▼6/15 さて、昨日の夜に父島を出航したおがさわら丸はいよいよ硫黄三島へ向かいます。穏やかな凪の風景に心が洗われます。

▼硫黄三島への到着までのあいだ、海を眺めていると数多くのオガサワラミズナギドリを見ることができました。(Bannerman’s Shearwater)
▼「サドルバッグ」(saddlebag)と呼ばれる白い食い込みが背後からも目立ちます。サドルって自転車の?と思っていましたが、馬の鞍の両脇に下げる袋のことだそうです。
▼もしかしたらヒメのほうが混じっているかもしれないので、オガサワラミズナギドリを見たらとにかく撮影しておくを徹底していました。
▼カツオドリに混じってアカアシカツオドリが見られることが増えてきました。(Red-footed Booby)
▼船の前方にアカアシカツオドリが群れて留まっています。そろそろ、最初の島影が見えてきました。
▼さて、一番最初に到着するのは硫黄三島の南端に位置する南硫黄島です。
過去に人の定住がない全くの原生自然を残した世界でも数少ない無人島。人を寄せつけない急峻な崖が生み出す威圧感と神々しさに打ち震えます。
ネズミやヤギなど人によって持ち込まれた外来種の影響を受けていないため、916mの山頂に至るまでの様々な環境に応じて海鳥が高密度で繁殖しており、世界で南硫黄島でしか繁殖していない鳥(クロウミツバメ)もいます。
▼さきほど船の前方に群れていたアカアシカツオドリの一大営巣地。2017年に営巣が確認され、発表されました。噂の営巣地が生で見られて感動です。
▼さらにオガサワラオオコウモリが飛んでいるのも見られました。テレビで放送していましたが、通常は夜行性のオオコウモリですが、南硫黄島では餌が少ないことや天敵がいないことから昼間も飛び回って餌を探しているらしいとのこと。
南硫黄島の特異性に目を奪われます。
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