
2025年5月の大洗-苫小牧航路(3)キタオットセイ、ウミガラス、ブロッケン現象
5/28~29 大洗苫小牧航路のとんぼ返りに行ってきました。
▼青森沖のベタ凪の海をようやく飛ぶコアホウドリ。(Laysan Albatross)
▼このあたりからフルマカモメが出てくるようになりました。(Northern Fulmar)
▼ここで珍しくウミガラスが登場しました。(Common Murre)
最初はよく見るハシブトウミガラスかと思ったのですが、脇にウミガラスの特徴の「/////」の斑が明らかに見えています。くちばしの会合線が薄っすら見えるのが気になったのですが、ウミガラスの許容範囲内ではないかということになりました。
▼ここからは今回の主役と言っても過言ではないキタオットセイの写真です。(Northern fur seal)
▼遠くから流れてくる時は、魚のヒレか、あるいは流木のように見えるのですが、近づいてくるとだんだんオットセイだとわかってきます。
▼魚を追いかけてピョンピョンと海上を進む姿、日光浴をするリラックスした姿など、片道だけで100頭以上見ることができました。
▼大洗苫小牧航路でこれだけのオットセイを見たのは初めてです。
▼手足をつないで輪っか状の形で浮いていることが多く、面白くて見るたびに笑ってしまいます。
▼好奇心が旺盛なので、ひたすら船のほうに眼差しを向けて来るところがまた良いですね。
▼調べるとキタオットセイは絶滅危惧種だったので、お腹いっぱいになるほど見られたことはラッキーだったかもしれません。
▼この日は津軽海峡に近づくにつれ霧が立ち込め、残念ながら探鳥は難しくなってきました。しかし、なかなか地上では見ることのない「ブロッケン現象」の光冠を見ることができました。高所から霧を見下ろした時、太陽が背後にあることで自分の影を中心として虹の輪が広がる神秘的な現象です。
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