2025年5月の大洗-苫小牧航路(1)カンムリウミスズメ、ハイイロヒレアシシギ

5/28~29 大洗苫小牧航路のとんぼ返りに行ってきました。
夏から深夜便がすべて新造船に入れ替わり、旧造船「しれとこ」での探鳥の機会も最後と思われます。


アカエリヒレアシシギ、ハイイロヒレアシシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、オオトウゾクカモメ、トウゾクカモメ、クロトウゾクカモメ、ウミガラス、ウミスズメ(0/18)、カンムリウミスズメ(137/60)、ウトウ、アビ、シロエリオオハム、コアホウドリ(84/34)、クロアシアホウドリ(89/32)、アホウドリ、フルマカモメ、オオミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、カツオドリ、キタオットセイ、カマイルカ、イシイルカ、ザトウクジラ、コビレゴンドウ、マンボウ、クロマグロ、サメ

▼4時半ごろから甲板で見ていると、最初はハシボソミズナギドリを中心とした群れがパラパラと見られました。(Short-tailed Shearwater)

▼コアホウドリは例年通りの数が見られましたが、海が凪気味だったのでなかなか力強い飛翔を近くで見る機会がありませんでした。(Laysan Albatross)

▼アホウドリとの最初の出会いは、漁船についたものすごく遠い群れを撮影していた写真を後から見ていたら実は1羽混じっていたという微妙なもの。(Short-tailed Albatross)

▼ハイイロヒレアシシギの夏羽で構成された小さなレンガ色の集団。(Red Phalarope)

▼写真をよく見ると、中には冬羽も混ざっていました。

▼次第に鏡のようになってきた海面に、今度はアカエリヒレアシシギの群れが見られました。(Red-necked Phalarope)

▼こちらは今回異様に多かったカンムリウミスズメの群れ。上のヒレアシシギ類と異なり、カンムリウミスズメは浮かびながら一方方向に泳いでいるので、あとを引くようにラインができます。(Japanese Murrelet)

▼片道137羽も見られましたが、船体近くに出る機会は少なく撮影は難儀しました。

▼くちばしをツーンとさせて泳いでいる様子がチャーミング。繁殖を終えた家族群でこれだけ数が見られたものと思われます。

▼北に向かうにつれ、ハイイロミズナギドリが増えてきました。(Sooty Shearwater)