春の飛島2025(7)~シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ

春の飛島2025(7)~シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ

5/8~12 飛島を訪れました。

4日目の11日の朝は、台風のような暴風雨で、早朝探鳥のために海辺を自転車で走っていた所、息ができないほどの強風に晒されました。
風速は21mあったそうで、こんな強風は久しぶりだということでした。
そのため延泊を余儀なくされましたが、天候の影響で、島の鳥の様子はガラリと変わります。

▼ツメナガセキレイが3羽…いや4羽いた、という話が何度か聞かれ、目撃情報のあった路面を見に通いましたが、いっこうに出会えません。おそらく開けた草地が好きなのではないだろうかとヘリポートに向かうと、そこに求めていた4羽のツメナガセキレイが歩いていました。

▼白い眉斑が眩しい亜種マミジロツメナガセキレイが3羽です。(Eastern Yellow Wagtail)

▼若いのか、少しくすんだ色の個体も。

▼こちらは細い眉斑が目の後ろに少しだけある亜種シベリアツメナガセキレイ。

▼ツメナガセキレイには、キタツメナガセキレイという亜種もいて、シベリアツメナガセキレイと似ているので、現場で色々な図鑑を見ながらの観察でした。

▼日本では亜種ツメナガセキレイの夏羽を北海道で見ることができますが、そのほかの亜種の夏羽はなかなか見られません。

▼4羽で闊歩する艶やかなツメナガセキレイたちは、雨上がりの島の中でひときわ目立つ存在となっていました。