初見のヤブヨシキリ

初見のヤブヨシキリ

1/27 初見のヤブヨシキリなる小鳥が出たと情報を頂き、出かけました。

▼到着して20分ほどは気配もありませんでしたが、耳をすましていると、予習してあったヤブヨシキリの乾いた短い声が聞こえ、そのあたりを見ていると草の上に飛び出してきました。

▼存在は確認できて安堵したものの、草むらの中をアオジやジョウビタキやそっくりのウグイス(写真)も入り混じり、どこだどこだ?の騒ぎです。(Japanese Bush-Warbler)

▼そのうち、ヤブヨシキリがどんどん手前に近づいてきて、高い位置に全体が出てくることが何度もありました。(Blyth’s Reed Warbler)

▼顔はオオヨシキリっぽいですが、体はウグイスっぽく、全体的にムシクイ的でもあり、尾を上げる仕草はニシオジロビタキにも似て。

▼ヤブヨシキリという鳥の名前じたい初耳で、自分がいつか見られるとは思っていない存在でした。
見つけて同定されるまではどんな経緯があったのだろうかと想像するだけでワクワクします。

▼これが特徴的な尾を上げたバナナ・ポーズ。また、図鑑には初列風切の突出が短いとあります。

▼眉斑は短く、目の上くらいで終わるのが、ウグイスとは違うところです。

▼しきりにガマの穂をつつきに出てくるので、最初はガマの穂を食べているのかと思っていたのですが…

▼拡大した所、ガマの穂に潜っている幼虫を食べていることがわかりました。

▼草むらの中の潜行性の高い小鳥ということで、見るのは難しいのではないかと思い、おそるおそる訪れましたが、朝早く訪れた甲斐がありしっかり見ることができました。情報提供者に感謝です。