遠征(2)厚木市にて初見のヒメアマツバメ

11/20 厚木市文化会館のヒメアマツバメを観察しに向かいました。

▼「ダーウィンが来た!」で放送されたヒメアマツバメの営巣地を見てみたいと思い、撮影地を訪れました。この赤丸のところが営巣地です。

▼施設は改修工事のため休館中で、天気が悪いので他に観察者もおらず、一人で上を見ている不審者状態でしたが、施設の案内には「屋外でのヒメアマツバメの観察はご自由に」と記されているので普通に見ている分には大丈夫だと思います。来年改修が完了すると日によって2Fの会議室から巣を間近で見られるそうです。

▼見上げると、フカフカの羽毛が詰まった巣が連なっています。

▼巣は周年利用されているようですが、非繁殖期の11月から3月の昼間は基本留守で、観察には夕方の帰巣がおすすめだそうです。

▼これは人工巣のよう。いくつかの巣からはヒメアマツバメの声が聞こえ、ときおり数羽が飛び出しました。

▼巣から飛び出すとすぐに飛去してしまい撮れなかったのですが、こちらに向かってくるヒメアマツバメが1羽いたので撮影することができました。(House Swift)

▼翼の形や尾羽根の形状がアマツバメと異なるのがよくわかりました。飛び方もパタパタとアマツバメよりか弱い感じです。

▼ヒメアマツバメは初見なので、どうにか撮影せねばと思っていましたが、チャンスはこの一回だけでした。

▼ヒメアマツバメの巣から食べられるものが落ちてくるのか、ハクセキレイがうろうろしていました。(White Wagtail)

▼巣の上にはイソヒヨドリも登場。(Blue Rock-Thrush)

▼地元茨城ではヒメアマツバメの集団営巣地が見つかっておらず、なかなか遭遇できずにいましたが、この機に見ることができて良かったです。
小雨が絶え間なく降る厄介な日で、遠方からの訪問だったのでイソヒヨドリと別れたあとは、昼過ぎに帰路に就きましたが、楽しいミニツアーでした。