今年いちばん驚きの出会い!涸沼でオオモズ
11/8 涸沼でオオモズを見つけた時のことです。
11月初旬、渡ってきたばかりのハクチョウの群れを探していましたが、例年見られる場所にいないので広範囲に田んぼを走り回っていました。
するとたまたま入った農道の看板の上に、明らかに大きいモズの仲間が留まっており、それがこちらの車に驚いて高く飛び出しました。
▼咄嗟にオオカラモズかオオモズでは?と思ったため、飛び去る後ろ姿を必死で撮影しました。
▼これらの写真に、オオモズの特徴である、限定的な範囲の初列風切の白斑が写っていたため、オオモズと同定できました。(Northern Shrike)
▼一時は「もはやこれまでか」と思うほど遠くまで飛んでいってしまいましたが、空中で一旦ホバリングして、視認できる範囲の田んぼのパイプに降りてきてくれました。
▼決して距離は近くはありませんが、長いこと周辺を飛び回って餌探しをしています。
▼オオカラモズは過去に3回見る機会がありましたが、オオモズは意外と出会うのが難しく、まさか地元で自力発見できるとは思ってもみませんでした。
▼飛ばさないように車から全身降りずに見ていると、逆光ながらも近くまで来る時もありました。
▼胸の鱗模様や、背中の褐色味がかった色合いから、オオモズ第一回冬羽と考えられます。
▼次々と虫を見つけ、このフィールドに精通した様子で採餌しているので、これは越冬が期待できるのではないかと思いました。
▼むしろ、ずっと居たのに気が付かなかっただけなのでは…と思うほどの様子で、こちらが飽きるまで目の前にいてくれたのですが、どうやら自分のあとは誰も見ていないようです。
▼10月末~11初頭の日本海側の離島でもオオモズが出ていたという情報があったので、遅めの渡りの通過個体だったものと思われます。
▼2020年に涸沼でレンカクを発見したとき以来の驚きの出会いで、長いこと鳥探しを続けているとたまにこういうラッキーもあるんだなあという感じでした。
▼画質が荒いですが1分20秒の動画を作成しましたので、宜しければご覧ください。
最近のコメント