秋の飛島2024(1)アトリの群れ

秋の飛島2024(1)アトリの群れ

2024/10/18~22 秋に飛島を訪れた時の記録です。

▼18日。乗船券の販売が始まるまで、酒田漁港の周辺を歩くと、松林を小鳥が飛び回っています。10月の中旬ということでまだ関東では初認できていない冬鳥が見られ、島に渡る前からテンションが上りました。オオジュリン、アオジ、カシラダカ。

▼船からは海鳥はあまり見られないことが予想されましたが、念のため見張っていると、アトリの群れが渡っていくのが見えました。(brambling)

▼飛島に着いてさっそく散策を開始すると、カキの木に1羽のツグミがついています。今季初めて見たので嬉しいです。(Dusky Thrush)

▼その上空をまた群れが飛んでおり、その光景は何度も繰り返されましたが、撮影してみるといずれもアトリ。今年の冬は関東でもアトリが多く見られるのだろうかと思いましたが、そんなことは無かったですね。

▼畑には2~3面にジョウビタキの雄だけが密集しているエリアがありました。(Daurian Redstart)

▼小道に入るとアオジが現れました。縦横無尽に謎の小道があって、分け入ればきりがありません。(Masked Bunting)

▼ヘリポートでは、ホオジロ類に混じってメボソムシクイ上種が間近で見られました。

▼同上。
残念ながら今年は、よりにもよってここ20~30年で一番鳥が少ない状況だということでした。秋の飛島に来たのは初めてなので比較することができないのですが、今年の冬の小鳥の少なさが先んじて飛島の状況に表れていたという感じです。
鳥は少ないものの、島全体がアットホームな雰囲気なのには非常に救われました。