5月末の舳倉島を歩く(11・了)マミジロ、ムギマキなど


5/25~27 石川県の舳倉島を訪れました。最後の記録です。

▼台風の影響で止むを得ず2泊3日で帰ることになった本日。舳倉島発15:00の出航までは探鳥を続けます。
マミキビの情報を聞きつけ、木の実の多い林道に行くと、マミキビはいなかったもののマミジロが3羽もいました。おしゃれなブラウンのマミジロの雌。(Siberian Thrush)

▼初撮りのマミジロの雄も。葉っぱの影でしたが、撮れる角度を探して夢中になりました。

▼3羽目のマミジロは地面でエサ取りをしていました。トラツグミのような複雑な鱗模様が良いですね。

▼一緒に居たマミチャジナイは足を傷めていたようで、心配になりました。(Eyebrowed Thrush)

▼電線に1羽だけいたコムクドリ雌。シベムクだったら…としげしげと見つめてしまいました。(Chestnut-cheeked Starling)

▼ちょっと見づらい見上げるような松の上にムギマキがいるのを見つけました。(Mugimaki Flycatcher)

晴れだったので鳥が抜けてしまうのかと思いましたが、意外と鳥は増えているようです。
なにか新しい鳥はいないかと、島の中央付近の腰までの高さの草が両側を覆った道を一人で歩いていたとき、至近距離を右の地面から左の草むらへと飛びこむ鳥が目に入りました。
その鳥は、肩のあたりがゆるやかなカーブを描いた水色に光っており、その輝きが自分の網膜の中でネオンサインのように後を引いています。
そんな鳥は一種類しかいません。やの字です。
そろそろと10メートルほど後ずさりし、しばらく待ってみましたが、動きは全くありません。
海外で同じ鳥の仲間を何度も見たことがある経験から、その性格は臆病であることはわかっていたので、二度と姿を現すことはないだろうと判断して先に進みました。

▼昨日は雨の中とおくに見ただけのブッポウソウ。今日は2羽、樹上でフライングキャッチしている姿を見かけました。(Dollarbird)

▼おびただしい数のオオムシクイが飛び回る中に、センダイムシクイを1羽見つけました。(Eastern Crowned-Warbler)

▼さて、楽しかった舳倉島探鳥も終わりを迎え、凪いだ海上を本土へと向かいます。オオミズナギドリ。(Streaked Shearwater)

▼オオミズナギドリの着水していた群れ。
今回は、初めての場所なのでとにかく一度上陸してポイントを知ることができれば、その時点で目的達成という気持ちでしたが、島の底力で色々なライファーを見ることができ、短いながらも楽しい探鳥ができました。行くのは少し大変な場所ですが、また機会を見つけて足を運んでみたいと思います。