2022年の鳥見を振り返る

2022年の鳥見を振り返る

本年も残り少なくなってきましたので、恒例の振り返りを行いたいと思います。

今年はコロナで失われた歳月を取り戻したいという思いが強く、遠征に出て国内未見の鳥を見る機会を増やしました。

まずはその遠征編。

▼1月の九州にて、ソデグロヅル。これが見たくて九州に行きました。

▼4月は奄美大島へ。小鳥類はかなり見づらい状況で苦しみましたが、アマミヤマシギに関しては何度も見られて満腹でした。

▼6月は2度目の小笠原へ。一生分のクロウミツバメをしっかり観察できました。

▼以前から強い興味があったアシナガウミツバメが観察できる船に乗る機会を得ました。天気がよく、最高の日に。

▼7月は宮古島へ。ミフウズラ、リュウキュウアカショウビン、オオクイナなど南西諸島ならではの鳥たちにワクワク。

▼5月、10月は大洗苫小牧航路(+八戸航路)へ。5月は大当たりで十万単位の黒いミズナギドリを見ることができました。
10月は八戸航路できれいなトウゾクカモメ(写真)やアカアシミツユビカモメを観察。何度行っても発見があります。

▼9月は対馬、12月は佐渡へトキを観察しに行きました。天候に恵まれないこともありましたが、予報を裏切って天気が好転する場合もあり、悲喜こもごもでした。

次は、地元や関東一円などで見た鳥たちです。

▼1月はお正月からホットなニュースが飛び込んできて、茨城県内でオオカラモズを観察しました。大人数でも大丈夫な観察地は楽しくて良いですね。

▼3月はメジロガモを見に鹿行へ。
船の色が水面に映るのを一緒に撮るといいよ、と教えてくれた今はなきベテランの方の言葉が思い出されます。

▼4月は大量飛来しているという珍鳥コシャクシギを探しに涸沼を巡回。まさか本当にいるとは…。

▼同月、暴風雨の襲い来る中、浜辺を散策したところ、ズグロカモメの夏羽に会うことができました。渡りの季節は面白いですね。

▼5月は初見のリュウキュウヨシゴイを求めて印旛沼へ。しっかり見られてプチ遠征大成功でした。

▼12月の東京遠征では話題のヒメハジロを観察。ヒメハジロは、北海道や東北の限られた場所に入ることがあっても、見る機会はそうそうないだろうと思っていたので信じられない出来事でした。

全体的には、冬の温暖化が顕著で小鳥類の到着が遅くなり、かたや春の冬鳥の飛去は早まっている印象で、秋と春の端境期がやたらに長く感じられる一年でした。これからもその傾向は強まるものと思われ、どうなっていくのか心配です。

さて、今年も、普段からお世話になっている鳥仲間の方々をはじめとし、ツアーを企画してくださる方々、情報や探し方をご教示くださる方々のおかげで、結果として27種類のライファーを増やすことができました。
また、ブログをお読みいただいている皆様につきましても、バナーのクリック、メッセージ等、応援いただきまして有難うございました。
お陰様で来年の1月中にはついにTORI NOTE 10周年を迎えます!
来年もどうにか続けられるよう頑張りますのでよろしくお願い致します。
それでは、くる年が皆様にとって幸多き一年でありますようにお祈り致します。
(Yotty)