晴天の稲敷にて(3)~ハイイロチュウヒ

晴天の稲敷にて(3)~ハイイロチュウヒ

12/7 稲敷を散策しました。

15時半を過ぎ、最後にチュウヒの塒を見ていくか、粘って蓮田を回るか迷いましたが、チュウヒを選択しました。しかし、事情はわかりませんが、駐車場から車が溢れ、前代未聞の集客状況です。どうにか駐車スペースを見つけました。

▼さっそく茶色と白のコントラストがきれいなチュウヒが舞い、2羽がぐるぐる、あと2羽は木に留まっています。(Eastern Marsh-Harrier)

▼観察をはじめて5分。カメラマンが一方方向に集中し始めたのがわかったので目を凝らすと、ハイイロチュウヒの雄がスーッと飛んできました。タイムリーすぎてびっくりです。

▼妙に大きく見えた月とハイイロチュウヒ。

▼ハイイロチュウヒの雄は日没寸前の写真が撮れないような状況で見ることが多く、塒においてこんなに明るい状況で見るのは初めてです。(Hen Harrier)

▼しかもこんなにすぐに出てくれて、ありがとうとしか言いようがありません。

▼正面顔は猫っぽいハイイロチュウヒ。

▼何度も何度も順光の良い方角を往復してくれたので、目に焼き付けることができました。

▼背面を拡大してみると褐色の羽がいくらか残っており、図鑑の第二回冬羽に一致しています。

▼美しいハイイロチュウヒの飛翔に、昼前から待っていた多くのお客さんも大満足でしょう。

▼3~4分の飛翔のあとはスポッと塒入り。10分弱の塒入り観察でしたが、予想外の成果で暗くなる前に帰宅できて、大変助かりました。