2021年7月の大洗-苫小牧航路(1)アカエリヒレアシシギ、ウミネコ幼鳥

2021年7月の大洗-苫小牧航路(1)アカエリヒレアシシギ、ウミネコ幼鳥

7/16 大洗苫小牧航路の往路の記録です。

朝5時ごろ甲板に出ると、海上は視界10メートルほどの霧に包まれていました。
7月は暖かく湿潤な空気と冷たい海水がぶつかって海上の霧が発生しやすいそうです。
せっかく早起きしましたが、実際に観察ができるようになったのは7時半からでした。

▼8時頃にはポイントの金華山を通過しますが、ウミネコ、オオミズナギドリ以外はほとんど見かけないような状況です。
ウミネコは真っ黒な幼鳥が多く、生まれて数ヶ月なのに大海原を飛び回ってて勇ましいなと妙な感慨を覚えました。(Black-tailed Gull)

▼その後も霧に包まれしばらく観察ができない状況に。
昼頃、宮古から八戸のあたりになると鳥影が増え始め、オオミズナギドリのプチ鳥山がぱらぱらと見られました。
今回1羽目のカンムリウミスズメが船のすぐ脇を通過していきました。(Japanese Murrelet)

▼アカエリヒレアシシギは北方に向かうにつれ徐々に増えていきました。(Red-necked Phalarope)

▼今まで見たことのないほどベタ凪の鏡のような海に、アカエリヒレアシシギの姿がふしぎな形で映っています。

▼クロアシアホウドリは点々と見られましたが、風が弱すぎて帆翔できず、羽ばたきながら飛んでいます。(Black-footed Albatross)

▼青森沖にて、相当遠かったですが、アカアシミズナギドリを発見。(Flesh-footed Shearwater)

▼今回は凪のため、クラゲやサメが海のすぐ下にいるのが透けて見えたり、大きな鯨類の影が船の脇をヌゥーっと通り過ぎていくのが見えました。
特にカマイルカは、今までになく目にとまり、まるでショーのように元気にジャンプする様子が何度も見られました。