県南の公園にて~キビタキ、ホトトギス

県南の公園にて~キビタキ、ホトトギス

6/2 県南の筑波山系の公園を散策しました。

▼去年の同時期と同じようにサンコウチョウの声が聞こえるものの、飛び回るシルエットがかろうじて見えた程度で全く止まってくれず、すっかり振り回されてしまいました。
疲れて腰掛けていると、黄色いお団子を枝に発見。

▼声もなく現れたキビタキです。癒やされますね。(Narcissus Flycatcher)

▼コゲラが2羽同時に一視野に見えました。ペアか、親子か…。(Pygmy Woodpecker)

▼さて、探鳥開始時から公園中に響き渡っていたのは繰り返されるホトトギスの声です。
ある意味いちばん存在感がありましたが、姿は見られないだろうと思っていると、ボーッと見ていた木の中にトケン類の姿が見いだされました。
腹部の横縞はびっしりと太く密になっており、ツツドリのメスの赤色型に似ているので、その場ではツツドリかと思っていました。

▼しかし、図鑑や写真資料を紐解くと、メスの赤色型については、腹部の横縞でツツドリとホトトギスの区別をつけるのは難しいようです。
頭部のまだらの虎斑模様の有無による識別が比較的わかりやすく、こちらは虎斑が無いのでホトトギスのメスの赤色型として良さそうです。瞳が暗色なのも矛盾がありません。(Lesser Cuckoo)

▼オスが「トッキョキョカキョク…」と夢中でさえずっている傍らで、メスが密かに活躍しているホトトギス。
春に低地でトケン類を見るのは難しいので嬉しい出会いでした。

▼シジュウカラの幼鳥が「ディーディー」という親の声に反応して群れていました。ダーウィンが来たの鳥語講座によると「集まれ」という意味だそうですね。(Great Tit)