2020年10月の大洗-苫小牧-八戸航路の旅(5)ミナミオナガミズナギドリ
10/24 大洗⇔苫小牧、苫小牧⇔八戸の合計4航路に乗るツアーのうち、八戸-苫小牧航路の様子です。
舳先から次々と湧き出すオオミズナギドリを1羽1羽チェックする途方も無い作業にクラクラし始めた頃、後方がにわかにざわつき始めたのに気が付きました。
耳に飛び込む「2時方向にミナミオナガ!」の声。
▼双眼鏡で見るとすぐに神々しい白さの下面が目に飛び込み「いた!わかった!!」と声が出ました。
ミナミオナガミズナギドリ下面。(Buller’s Shearwater)
▼特徴的とされるM字の模様の背中ですが、複雑な模様がかえって灰色っぽい海面に見事に融合して、上面が見えているときはなかなか見つかりません。
左がミナミオナガ、右がオオミズナギドリ。
▼一方、下面になるとミナミオナガミズナギドリは透明感がある白さで、オオミズナギドリとは白さのニュアンスが違います。
現場の混乱の中でも「あの白く光ってるのがミナミオナガ!」といえばすぐわかるといった状況で、誰が見てもミナミオナガミズナギドリの白さは別格のようでした。
左がオオミズナギドリ、右がミナミオナガ。
▼また、ハジロミズナギドリは上下動が激しいのに対して、ミナミオナガは上下動が少なくスーッと低く優雅に飛んでいるのが印象的でした。
▼いやーまさか2回も見られるとは思ってもみませんでした。荒天が呼び込んでくれた奇跡です。
2時方向から船首に向かってしばらく並走してくれたので殆どの観察者が目に焼き付けられたことと思います。
▼熱狂のひとときが過ぎると曇天になり、水平線のほうから謎の白い群れが飛んでくるのが見えました。サギが今頃わたるかなあと思っていると…
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