苫小牧周辺の鳥たち(2)~思いがけずムギマキ
10/3 大洗苫小牧航路で苫小牧に向かい、周辺のポイントを散策しました。
支笏湖の林を散策して北海道ならではの鳥を探してみますが、鳥影が少なくなかなか出会いがありません。どうしたものかと思っていると、数人のカメラマンが見る先の赤い実をつける高木にいくつかの小鳥の影が見えました。尋ねるとムギマキをご覧になっているとのこと。
「えっ、ムギマキ?」
▼しばらく待っているととても素早い小鳥が1羽、木の中に入りました。
朝から苫小牧は雨が降り暗い天気でよく見えませんが、胸のオレンジが濃いのできっとあれがムギマキに違いない、とシャッターを切ります。
▼ムギマキを国内で見るのは初めてです。しかもこんなにしっかり見られるなんて、棚からぼた餅。(Mugimaki Flycatcher)
▼ムギマキを見ての感想ですが、まずは動き方が他のヒタキ類と全く違うことに驚きました。どちらかというとキクイタダキのような、ホバリングを交えたかなり高速の飛翔。そして(ニシ)オジロビタキのように跳ね回って、一点にじっとすることがあまりありません。
▼そんな動きなので撮影は難しいのですが、この赤い実をつけたツリバナという木に何度も来てくれて、どうにか撮ることができました。
▼独特の下がり眉が見え、口角の付け根に黒い部分も見えるので、オスの若と思われます。
▼ムギマキも可愛いですが、ツリバナの5つに分かれた実が道化師の帽子のようでチャーミングです。
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