ハチクマの飛翔(2)

ハチクマの飛翔(2)

6/17 梅雨の合間に猛禽類を探しに出かけました。

▼10時50分から観察開始で、11時13分にハチクマが1度飛ぶと、11時29分に再びハチクマが飛んできました。(Oriental Honey-buzzard)
明るい空バックで厳しい観察条件だったものの、尾羽根のバンドが太めに見えたので、先程のオス個体だろうと思いながら見ていると…

▼飛びながら頭をカキカキ。

▼バランスを乱してちょっと体勢を崩しつつ降下。
後ほどこの写真を見たときに、胴体がこげ茶の暗色型だから、15分前の個体と違うぞと気が付きました。

▼早々に上昇気流をつかんで旋回し、見失うほど小さくなってしまいました。
日照りのなか短い時間で2回もハチクマが見られてラッキーでした。

▼今回見られた2個体を比較してみました。
左が2羽目の暗色型の個体、右が1羽目のオス個体。以下の理由から左の個体はメスではないかと思っています。
1)尾羽根、風切の先の黒色部がオス(右)のほうが明瞭に太く見える。
2)雌雄の識別のポイントの虹彩色は見えないものの、オス(右)は灰色ベースの顔立ちなのに比べ、推定メス個体は茶色ベースの精悍な顔立ちに見える。

▼同じ方角から来たので雌雄ならハチクマはペアかもしれません。
もう少し待ってみようかと粘っていると、ものすごく遠くで何かが戦っているのが見えました。

▼カラスを追い払っていたのはサシバでした。木に止まっているカラスに自ら突っ込んでいったので、近くに巣があるのかなと思いました。(Grey-faced Buzzard)