山道ハイキング(3)~クマタカ、歌うヤブサメ

山道ハイキング(3)~クマタカ、歌うヤブサメ

6/7 山のハイキングコースで探鳥しました。

▼斜面沿いのコースを歩いていると、他のエリアとは違いヤブサメの声が多く聞こえました。
ずいぶん近くで鳴いているなと思い、「山のほうのヤブサメは逃げも隠れもせず木の上で鳴いていることがよくある」というベテランの方の話を思い出し、探してみると、目の前にちんまりといました。

▼眉斑の凛々しいヤブサメが佇んでいます。低地のヤブサメとの潜行性の違いは一体。(Asian Stubtail)

▼ばっちり対峙している格好なので、人間の接近にはもちろん気がついているのですが、堂々と警戒声を出しています。

▼ヤブサメ自体が小さいので、口も小さく、肉眼では開いているのかよくわからないほどですが、一生懸命歌っている姿には思わず微笑んでしまいました。

▼オオルリやジュウイチの声を楽しみながら折返し地点まで行くと、細い警戒声のようなものが聞こえ、見ると木の幹に妙に優しい顔つきのアカハラがとまっていました。(Brown-headed Thrush)

▼そこでUターンして歩き出してしばらく、ふと樹間に広がる空を見上げると、白っぽい猛禽類が飛んでいるのが見えました。
翼がやたらに幅広く、鷹斑が明瞭です。クマタカだ!

▼翼はフレッシュな新羽で、顔からお腹まで真っ白。幼鳥に違いありません。
クマタカ幼鳥は初めて見たので、ゆったりとした飛翔姿に大満足でした。