コスタリカ・ツアー(5)~ニショクキムネオオハシ、モリシギダチョウ
2019年11月上旬、憧れの野鳥の楽園コスタリカを旅しましたので、レポートを徐々に掲載していきます。
今回はかなり足元の悪いジャングルに入るので長靴の装備がマストとのこと。
日本から用意したもの、現地で購入したもの、それぞれの長靴を履いてぬかるんだ密林に潜り込みます。
▼入り口には案内役のように佇むニショクキムネオオハシの姿がありました。(Black-mandibled Toucan)
▼ガイドさんが木の根元にイチゴヤドクガエルを見つけて下さいました。
派手ですが、一瞬どこにいるのかわからないほど小さいです。人差し指の第一関節くらいでしょうか。
ジーパンを履いているようなので、Blue Jeans Frogと呼ばれています。その毒を先住民族が弓矢に塗って使用したことで有名です。
▼林道を進むと、メガネフクロウのポイントに到着。(Spectacled Owl)
見上げるような高い位置でしたが、その姿を拝むことができました。フクロウ類を見ると、妙に満足感が高まります。
▼その後、ガイドさんたちが、手招きして少人数でこっそり見てほしいと葉っぱの裏を覗くよう促しました。
すると葉っぱの裏には未知の生物が…!
▼シロヘラコウモリ、英名Tent Batです。
世界に二種類しかいないという真っ白なコウモリ。小さくてフワフワでフェルトのぬいぐるみのようです。
▼奇妙な動物が色々いたジャングルから出たあとは、ロッジのあるサラピキのラ・セルバ生物保護区に向かって移動しながら散策。
見られるキツツキの中でも一番きれいだというチャバネテンニョゲラのオスを見られました。(Chestnut-colored Woodpecker)
▼その近くには黄緑色のシメのように見える、シロハラキミドリイカルが群れをなしていました。(Black-faced Grosbeak)
▼雨天の中、樹上でたそがれるアオアシトキを観察。(Green Ibis)
▼サラピキのラ・セルバ生物保護区に到着し、各自ロッジの周りを散策しました。
低木の中を素早く飛び回るワキチャアメリカムシクイ♀(Chestnut-sided Warbler)
フリータイムのあいだ、どこを見ていいかわからないで少し困っていると、ガイドのセルヒヨ氏が散歩していたので、これ幸いと勝手に一緒に歩きはじめました。
すると、歩き出した方向に、もぞもぞと路上で餌をついばむウズラのようなシルエットの謎の鳥が。
「あれは!?」とセルヒヨ氏に聞くと「うおお~超レア。ダイヤモンド級にレアな鳥だよ」と言います。逃さないようこっそりこっそり近づきました。
▼いきなり出会ってしまい価値のほどがあまり実感できませんが、なかなか見ることができないというモリシギダチョウ。(Slaty-breasted Tinamou)
▼すごく原始的な種類だと言っていました。たしかに、恐竜の足元を走っていても違和感がなさそうな(?)モリシギダチョウ。
▼写真をまとめているときに撮れていたことに気がついた、ハシナガタイランチョウ。(Common Tody-Flycatcher)
▼夕餉をとるために集まった素敵なレストランの周囲にはなぜか湿地があり、とてもポップなデザインのアカメアマガエルが見られました。
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