コスタリカ・ツアー(25・了)~ヒノドハチドリ

コスタリカ・ツアー(25・了)~ヒノドハチドリ

2019年11月上旬、憧れの野鳥の楽園コスタリカのレポート、長く掲載しましたが、ついに最終回です。

ケツァールの楽園というロッジを離れ、ハチドリのポイントへ。

コスタリカノドジロフトオハチドリ(Scintillant Hummingbird)
以前も「窓ガラスにぶつかって気絶したハチドリ」として紹介しました。あちらはオスでしたが、こちらはメスです。

▼こちらのポイントに立ち寄った目的のハチドリはすでに砂糖水の周りを飛び回っていました。
ヒノドハチドリです。(Fiery-throated Hummingbird)

▼名前の通り”燃えるようなのどの色”をしていて、構造色の派手さはピカイチでした。

そこから次のハチドリポイントへ。最終の撮影ポイントでしたが、残念ながらここで本降りの雨。

▼雨宿りしながら、砂糖水や餌台に来てくれる鳥をどうにか撮影しました。
シロムネエメラルドハチドリ(Snowy-breasted Hummingbird)

▼餌台にはこれでもかとカラフルな鳥が集結していて、どれを撮っていいのか迷うほど。

▼左からムネアカイカルのメス(Rose-breasted Grosbeak)、ヤシフウキンチョウ、ギンノドフウキンチョウ。
ムネアカイカルはオスとメスが別物のようにデザインが違うので、オスも見たかったところです。

▼霧の中のマミジロイカル(Buff-throated Saltator)
天気が良ければ歩いて鳥を探したいところでしたが、天候ばかりはどうにもなりません。

▼観察小屋で雨宿りしながら腰掛けていると至近距離の砂糖水にハチドリが集まってきました。
ミドリボウシテリハチドリ(Green-crowned Brilliant)

▼最後の最後に、餌台に鮮やかな鳥がやってきてくれました。
ズアカゴシキドリ(Red-headed Barbet)

ここからは一路、空港のあるサンホセに向かいました。
サンホセのシティホテルで一泊したあと、サンホセ空港からアメリカのヒューストン→日本へと帰国しました。

鳥合わせをすると、225種が確認できました。
初めてのコスタリカでしたが、「ごはんが日本人に合う」、「ヒルや蚊などの害虫が皆無」、「鳥が見やすいように環境が整えられている」などの点で海外旅行としての苦労が少なく、海外鳥見の初心者にこそオススメと言える場所だと思いました。

あえて苦労を挙げるとしたら、帰国後の強烈な「時差ボケ」です。体内時計が狂い、夕方ごろに眠気が襲ってきて気分が悪くなる時期がしばしば続きました。

また、コスタリカは地形や標高、時期によって多種多様な生き物が見られ、最低3回は来ないと攻略しきれないとも言われています。
こんな時代を迎えて次回はいつ行けるのか全くわかりませんが、ヒゲドリやマイコドリなどに心残りもあるのでいつかは2度目のコスタリカ挑戦を実行したいと思っています。

ちなみに今回のツアーはさくらツーリストさんに大変お世話になりました。ありがとうございました。