近くまで来たコモンシギ

近くまで来たコモンシギ

9/12 栃木県のコモンシギを見に行きました。

▼先週から話題になっていたコモンシギ、いちど姿を消した後、再発見されたとの報を耳にし、早朝に見に行きました。
トウネンの群れが入った田んぼの中、順光側から見るとかなり奥にコモンシギがいました。

▼先着の方によるともっと近くまで来るということだったので、農道でしゃがんでじっと待っていると、本当に目の前にひらりと舞い降りました。

▼あまりに近いので仰天しましたが、横からの光が強かったのでコモンシギの顔色を窺いながら抜き足差し足で順光側に移動して撮影しました。(Buff-breasted Sandpiper)

▼せっかく近くで撮れたのでいつもより大きな画像を貼ってみました。(クリック)
図鑑と見比べますと、雨覆にうろこ状に見えるサブターミナルバンドがあるので幼鳥で良さそうです。

▼反対側を見ると、肩羽のあたりが抜けています。観察中、ときおり「ケッ」と警戒声を発する場面もありました。

▼コモンシギには何故かここのところ縁があり、昨年はじめて行った小笠原の母島でも近くで観察することができました。個人的には二度目の出会いで、同行者は初見。

▼あわよくば翼の裏の小紋柄も撮りたかったのですが、長く駐車しているのが好ましくない場所だったので引き上げました。コモンシギ自体は迷鳥の中でも国内観察例が多いほうですが、ここまで近くで見られる機会はほとんどないとのことなので、とてもラッキーでした。