秋のタイ旅行記(9・了)Thai birding クビワヒロハシ

秋のタイ旅行記(9・了)Thai birding クビワヒロハシ

10/27 昨年秋のタイの旅行の最終更新です。

▼樹上にタカサゴダカ(Shikra)が留まっているのが見えました。目が黄色く、メスだそうです。

▼Kaeng krung公園で、疎林に集う鳥たちを観察します。コムシクイ(Arctic Leaf Warbler)。

▼アイリングに赤い瞳が印象的なコアカメチャイロヒヨ(Spectacled Bulbul)。ライファーです。

▼コノハドリ(Lesser Green Leafbird)のメス。
あまりにも葉っぱと同じ色なのでなかなか見つからず、慌てました。すごい保護色です。

▼四駆の荷台に乗り込んで川を横断し、高台に到着。荷台にはヒルも1匹同乗していたので焦りました。

▼しばらく眺めていると、チュンポーンの鷹の渡りで見逃した、チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon’s Baza)を見ることができました。

 
それからガイドさんについて林道を歩くと、そこがのちのち語り草になるであろうほどの地獄のヒル・ロード
しかもガイドさんはヒルがいると予告しなかったため、ヒルよけの装備を持ってきていません。
油断するとすぐに靴の中にヒルが入り、片方の靴を脱いでケンケンしながらヒルを取ろうとするものの、引っ張ってもヒルのボディが伸縮するためうまく取れません。
そうこうしているうちに首やもう片方の足にヒルが飛びついてきます。
ヒルは、血を吸ったあと出血が止まらなくなり、噛み口の傷が残るので困ります。
しかしあまりにも多いので最後のほうはもう面倒くさくなって靴の中にヒルが4,5匹入ったまま歩き通してしまいました。忘れられない感触です。
 
 
▼鳥よりもヒルが百倍多かった道から生還すると、とってもチャーミングな鳥に会うことができました。クビワヒロハシです。オス。(Black-and-yellow Broadbill)

▼ユニークな外見から、絶対いつか会いたい鳥の一種でした。

▼首輪が途切れているのはメスだそうですが、こちらは若オスかもしれません。

▼漫画のキャラクターみたいなクビワヒロハシ。

▼仲間と樹上の花を見ていると、突然見たことない鳥が登場。
キミミクモカリドリ(Yellow-eared Spiderhunter)。ライファー。
嘴の長い鳥は無条件で好きなのでかなり嬉しかったです。

▼その後、林の縁に突然バードウェーブがなだれ込んできました。
誰が何を見ているのかわからないような状況です。ライファーのハイムネヒヨドリ(Grey-bellied Bulbul)の影…。

▼シロハラカンムリヒヨドリ(Ochraceous Bulbul)。
果実で嘴が赤くなっています。ハナドリ、タイヨウチョウの仲間も色々飛んできました。

▼ミドリヒメコノハドリ(Green Iora)。
最初は別のIoraかなと思ったのですが、写真を見返すとアイリングが明瞭で黄色みが乏しいので、ミドリヒメコノハドリとしました。

▼チャノドコバシタイヨウチョウ(Plain-throated Sunbird)。
公園を離れ、食堂でランチを食べていると庭先にペアでやってきました。どんなときもカメラが手放せません。

▼アオハウチワドリ(Yellow-bellied Prinia)。
空港に向かう前、最後に立ち寄った水辺で。今回の旅のラストバードです。

以上、2度目のタイ探鳥でした。
今回は、猛禽類をテーマとし、チュンポーンの壮大な鷹の渡り、およびダム湖の水辺で、しっかりとワシ・タカの魅力を感じることができました。
また、公園の散策では、ライファーとなる鳥を沢山増やし、いつか絶対見たかったクビワヒロハシなどの鳥も見ることができました。
この度も、お世話になった皆様には心より感謝申し上げます。