小笠原探鳥記(6)~オガサワラカワラヒワ

小笠原探鳥記(6)~オガサワラカワラヒワ

9/14~19 初めて小笠原を訪れ、探鳥しました。

▼母島で面白かったものがこちらの看板。アカガシラカラスバトバージョンもあります。

▼北港(きたこう)、戦中に住民が本土へ強制疎開させられる前は、漁業でにぎわう大きな集落があったそうです。寂しさが漂う静かな場所です。

▼17日早朝、鳥影の濃いポイントに何度も足を運び、ここでしか見られない鳥をじっくり観察します。
アカガシラカラスバトはなんと9羽もの群れが木陰に集うところを見ることができました。

▼いつもは暗い地面や森の中に隠れるようにしていますが、大胆にも翼を広げて日光浴をする個体もいました。その際に見える首の構造色が素敵でした。

▼小笠原で見るべきものの一つと思っていた、外来種グリーンアノール
貴重な固有種の虫をどんどん食べてしまうので、小笠原には「グリーンアノール・ホイホイ」が設置されて駆除されています。カメレオンのように周りの色に合わせて体色を変えます。

▼すばしっこいハシナガウグイスを探し求めてあちらこちら歩きましたが、思ったように見られません。
ところが、道端に少し溜まった水をジーッと見ていると、次々と小鳥が集まってきて、その中にハシナガウグイスも見ることができました。

▼水を飲むか水浴びをするか、なにかしたげに浅い水場を見つめています。小柄なのでメスでしょうとのことでした。

▼水場にはオガサワラカワラヒワもやってきました。深みのある黄色みがかった緑色が美しいオスです。

▼オガサワラカワラヒワはここで5羽ほどの群れを繰り返し見かけましたが、他の場所では声すら聞くことはありませんでした。

▼仲良しメジロのグルーミングに和む瞬間も。

▼山間から現れるオガサワラノスリ。小笠原で繁殖する唯一の猛禽類です。本州のノスリより翼下面のノスリマークが薄いなど、いくらか白っぽいのが特徴だそうです。