久しぶりに見たタマシギのペア

久しぶりに見たタマシギのペア

8/13 涸沼で1ヶ月半ぶりにタマシギを観察しました。

▼今年の夏は例年よりもタマシギが見つからず、繁殖がうまくいっているのか非常に気になっていました。そんな中、夕方ほとんど乾いて水がない休耕田の僅かな水たまりを双眼鏡で見てみると、タマシギのオスと目が合いました。慌ててカメラを出すと、メスも出てきました。

▼そして突然、メスが右から左に向かって巣材を投げ始めました。メスも造巣に協力するんですね。

▼しかし、こんな申し訳程度の数日持つかどうかの水たまりで営巣するつもりとは…。

▼稲田は営巣できる隙間がなくなり、休耕田は酷暑と雨不足でほとんど干上がってしまったので、やむを得ずという判断でしょう。

▼翌日、身内らが見に行くとまだ同地にペアでいました。やはり水場が干上がってきていたので、水をバケツで運んで入れてあげたいくらいだったとのこと。

▼その翌日は、同地にメスだけがおり、その後は水場も完全消失し、オスもメスも見ることがなくなりました。
涸沼は、せっかく貴重なタマシギがいるので、繁殖に適した湿地をもっと積極的に作ってあげてもいいんじゃないかと思いますが。