難しいハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシ

難しいハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシ

6/16 身内らが涸沼でハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシを観察しました。

▼ヨシと田んぼがブロック状に点在する涸沼周辺の田んぼに、沼アジサシが4羽飛来しました。(コシアカツバメも!)

▼沼アジサシ(Marsh tern)は、日本ではクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシのほか、迷鳥のハシグロクロハラアジサシが見られていますが、いずれも非繁殖羽や幼羽は識別が困難で、観察経験の少ない身にはさっぱりです。

▼とりあえず撮影して図鑑を見ればわかるのではないかと思ったものの、手持ちの資料ではいくら調べても確信が持てなかったため、最終的に識者の方に伺い色々と教えて頂きました。その理解に基づくと、ここから上の写真はすべてハジロクロハラアジサシと思われます。(White-winged Tern)

▼こちらは4羽のうち1羽の夏羽のクロハラアジサシですが、クロハラアジサシは(1)尾が明瞭に凹尾(2)背中から腰まで薄墨色、です。(Whiskered Tern)

▼こちらはハジロクロハラアジサシですが、(1)尾が角尾に近い(2)腰は白っぽく見える、という特徴があり、非繁殖羽では目の下までいたるヘッドフォン状の模様があります。翌日撮影しに行った写真があるので、同じ話題で続きます。