粟島を訪れて(2)シベリアアオジ、コムクドリ

粟島を訪れて(2)シベリアアオジ、コムクドリ

5/6-8 新潟県の粟島を訪れた際の記録です。

▼5/6 夕方、宿の近くの内浦の畑を歩きます。畑の低木に向かってコムクドリ20数羽の群れが飛んできました。(Chestnut-cheeked Starling)

▼粟島で象徴的に多かった鳥の一種・亜種シベリアアオジ。頭部がグレーがかっていて全体的に淡い色合いをしています。普通のアオジよりもはるかに多く、見るたびシベリアアオジなので「ええっ」という感じでした。

▼ふたたび同じコムクドリたちに遭遇。ポチッとした瞳がよいですね。

▼地元では秋に若鳥を含むコムクドリの群が来ることはありますが、夏羽の群れは見られません。島ならではの珍鳥ではありませんが、嬉しい存在です。

▼畑の灌木に地面からパッとあがった2羽のビンズイがとまりました。
自分の位置からは枝被りで遠かったのですが、顔がビンズイではないとの声。片方はヨーロッパビンズイ(Tree Pipit)で良いということでした。
しかし、特徴もなにもよくわからなかったので自分の中でライファーに加えられるような状況ではなかったです…。またどこかでじっくり見られる機会があることを祈ります。

▼5/7 さて、夜中に一雨降ったので、鳥のfall outが起きたのではないかと期待しつつ内浦の散策開始。さっそくコホオアカに会いました。
粟島は飛島ほど鳥の密度が高くないと聞いていたのですが、良い意味で予想を裏切り、狭い範囲に次々と珍し系の鳥が出てきます。(Little Bunting)

▼コホオアカと一緒にホオアカがいました。偶然なのか頬が赤い同士まんざらでもないのか、嬉しいコラボ。(Chestnut-eared Bunting)

▼ネギの畑にタカブシギが2羽いました。ネギとタカブシギのコラボも珍しい。(Wood Sandpiper)

▼朝食を食べたあとは、車で牧平へ。車は宿の女将さんに送迎してもらいます。本島にはレンタカーもなく、外部から車を持ち込むことも禁止されています。
鳥崎に行くと、メジロがたくさん集まっていました。北端のこの場所は鳥崎というだけあって、渡り鳥が北に向かうときの出発ポイントだそうです。

▼集まったヒヨドリなどの鳥を狙って、ハヤブサがゆっくりと何度も旋回していました。(Peregrine Falcon)