真夏の猛禽類

真夏の猛禽類

7/31~8/1 涸沼周辺のスナップ集です。

▼下石崎の電柱にミサゴが留まっていました。じっくり見るのは久しぶりです。
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▼後日、猛烈に暑い日、休耕田で水風呂に浸かる姿を見かけました。
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▼この日は、涸沼の水戸方面の田んぼでクサシギ4羽の群を観察しました。
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▼また、アオアシシギが一羽で休んでいました。
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▼例年サシバが見られる場所で、謎の猛禽類を目にしました。
サシバにしては胸の茶褐色の部分が無く、留まった際に尾羽根の横斑がはっきり見えているのが不思議です。
・・・観察中にも尾羽根が脱落していることから、尾羽根の横斑が明瞭なのは、本来なら横斑のある尾羽根を隠しているはずの外側の尾羽根が抜け落ちていたためと思われます。
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▼持ち帰って資料と突き合わせた結果、「換羽中のサシバ」の可能性が高いかなと思いました。
全体的に茶褐色で胸に横斑のあることからサシバかハイタカ幼鳥の可能性がありますが、ハイタカ幼鳥は眉斑が太く白いことから本個体に該当しないように思えます。
サシバにしては胸が白っぽい理由ですが、サシバは秋に向けて一旦全体が白っぽく換羽し、次第に摩耗して茶色くなり、翌年の繁殖期を迎えるそうなのです。
とはいえ非常に微妙な個体なので猛禽類不明種扱いですが・・・。

【8/20追記】「ツミ」
長期に渡ってツミを観察されていた方から、ツミのメスとのご指摘を頂きました。

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