冬の道東(7)~落石クルーズ、ケイマフリ、ウトウ

冬の道東(7)~落石クルーズ、ケイマフリ、ウトウ

2015/12/22 北海道の道東、羅臼や根室を探鳥した記録です。

この日は憧れの落石クルーズを予定していました。

しかし、昨日の知床の海の凪っぷりとは打って変わって、今朝は街路樹が軽く揺さぶられるほどの風で、当然波も高く、宿の方も「この風では100%船は出さないでしょうね」と仰るほどのコンディションでした。

仮に船が出たとしても、撮影どころではなく船酔いもあいまって、決死行になるのは必定…。むしろ、出ないなら出ないで、命拾いしたと言えるかもしれない…。

そんなふうに考えていると、クルーズのスタッフの皆さんは平然と「え?船、だしますよ~」とのお答え。

え?だすの!?」と一瞬うろたえたものの、次第に嵐の中の宝探しにむけて気合がみなぎってきました。

▼漁港を出発した直後、漁船の脇をすり抜けていったヒメウ。
波が高くてまともに立ってられず、ピントが合いません!
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▼しばらく鳥影を追うどころではない揺れが続きましたが、沖に近づくに従い、波の間に間に鳥の姿が。現れたのは、ケイマフリ!
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▼初見です!英語でSpectacled Guillemot「メガネをかけたウミスズメ類」とのこと。白いメガネがおしゃれです。
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▼ケイマフリといえば赤い足。家で落ち着いて確認したら、どうにか写真に捉えることができていてホッとしました。
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▼揺れと闘いながら海を見ていると、目の前をウトウ冬羽が通りすぎていきました。
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▼こんな波なのに、まどろむような落ち着いた瞳のウトウ。悟ってます。
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