八丈島航路2018春(2)~初見のコシジロウミツバメ

八丈島航路2018春(2)~初見のコシジロウミツバメ

4/4 八丈島航路をとんぼ返りで往復し、海鳥を観察してきました。

▼八丈島からの往路、西風が強いため、右デッキに待機。
シロハラトウゾクカモメが立て続けに2羽出たので集中力を高めて海を見ていると、3時の方向にウミツバメ類が1羽飛んでいるのが見えました。

▼ウミツバメの仲間に会うのは初めてなのでとにかく必死で撮影しますが、オオミズナギドリなどのように高く飛び出すことはなく、振り子のごとく波間を左右に揺れながら飛んでおり、ピントが合っているのか不安でした。

▼急ぎワクワクとハンドブックで確認。腰が抜けるように白く、背中のVの帯がはっきりした姿からコシジロウミツバメとわかりました。(Leach’s Storm-Petrel)
北海道などで繁殖する夏鳥だそうです。

▼立て続けにありがたい鳥が出ましたが、その後は三宅島に着くまで、オオミズナギドリの影すら少ない退屈な時間が続きました。
時折、写真のような鳥山が出現するのでその時は集中力をON。
かなりぼうっとしていましたが、遠くにクロアシアホウドリ1、ヒレアシシギ類が手前に1、見えました。

▼そして三宅島に寄港。「さあこれからだ!」と気合を入れ直して再スタート。
すると、三宅島を過ぎてすぐに花形のアホウドリが出現!いきなり近めに出てくれました。(Short-tailed Albatross)

▼まだ背中の黒っぽい亜成鳥(3~4歳)の個体です。やっとアホウドリタイムが来た~と俄然やる気が湧いてきました。