伊豆沼・蕪栗沼(5)~マガンの大群の中のハクガン

伊豆沼・蕪栗沼(5)~マガンの大群の中のハクガン

11/14-15 宮城県の伊豆沼・蕪栗沼を訪ねました。

▼ハヤブサに追い立てられてタゲリの群れが頭上を飛び始めました。タゲリがこんなに空高くを飛ぶところは見たことがありません。

▼オオホシハジロか!?と観察した個体ですが、家に帰ってじっくり見ると、確かにくちばしは黒くて長めではありますが、首が短いのと背中があまり白くないのでただのホシハジロかなと思っている個体。オホシハジロくらい(?)。

▼蕪栗沼にいたオオヒシクイとツルシギ。ツルシギは合計3羽が見られました。
ガイドさんが反対側の白鳥地区の湿地へと降りていくと、「今しがたハクガンが飛んだ」と急いで教えてくださいました。ところが、すぐにどこかへ飛び去ってしまったらしく姿は見えません。

▼しばらくすると、ハクガンが白鳥地区に降りたとの情報が舞い込んできました。ならば白鳥地区を順光でよく見てみようと歩き始めたところ、湖面で休んでいたマガンが轟音を響かせて一気に飛び始めました。

▼うわー待ってくれー!!と叫びたくなりました。なにしろそのとき確認されているハクガンは1羽で、この数万羽の中にいるということだったのですから。

▼探そうにも探せない…せめて沼で休憩している中からならじっくり探せば見つかるかもしれなかったのに…。そう絶望しかかっていたとき…

▼「あそこにいる!」と飛翔中のマガンの大群の中から、卓越した目の速さでたった1羽のハクガンを見つけた方がおり、すぐに教えて下さいました。

▼一度探すことができれば否が応でも目に入ってくるくらい目立っているハクガン。(Snow Goose)

▼ハクガン自体は東京で観察したことがありますが、成鳥は見たことがありませんでした。しかも、飛んでいるところを見るのも初めて。

▼遠目でも白い姿を見つけることできます。猛禽類などに狙われやすのではないかと心配に。

▼飛翔時の初列風切の黒の美しさは格別で、完全に見えなくなるまでいつまでも見てしまいました。