アジサシ3種~ハジロクロハラアジサシ、クロハラアジサシ、コアジサシ

アジサシ3種~ハジロクロハラアジサシ、クロハラアジサシ、コアジサシ

6/17 涸沼に滞在している沼アジサシを観察しに行きました。

▼ハジロクロハラアジサシ第一回夏羽。腰の白っぽさ、角尾、ヘッドフォン状黒斑などから総合的に見て判断できるということです。(White-winged Tern)

▼翼の下面を見ると、ハジロクロハラアジサシの夏羽の黒い羽根が生えつつあるような部分が見えました。

▼この日はこの1羽と、明らかなクロハラアジサシ夏羽の2羽が飛んでいたので、比較がしやすかったです。
秋になると幼鳥が増え、目の下までいたる頭のヘッドフォン状黒斑については、幼鳥のクロハラアジサシでも見られるようになるので、注意が必要になります。

▼クロハラアジサシが涸沼の竹の支柱に留まると、少し首が短くずんぐりした感じです。(Whiskered Tern)

▼ハジロクロハラアジサシが留まると、小顔で若干ほっそりした感じ。直接比較はできませんでしたが、ハジロクロハラアジサシのほうが一回り小さいということです。

▼そこにもう1羽アジサシ類が飛んできました。識別に迷っていたので、今度は何!?と動揺していると、こちらはコアジサシ。普段あまり内陸に入ってこないので珍しい現象です。(Little Tern)

▼ハジロクロハラアジサシ、クロハラアジサシ(写真)、コアジサシが1羽ずつ飛び回る不思議な状況に。

▼クロハラアジサシは各地で増えていると言われているので、今後も沼アジサシの仲間の識別で悩むことが多いと思います。今回はよい勉強になりました。