銚子のカモメたち~カナダ、ワシ、シロ、タイミル
1/28 銚子の漁港でカモメを観察する探鳥会に参加しました。
▼いきなり微妙な大型カモメ幼鳥が出現。
一見、初列風切が白くシロカモメ風ですが、嘴のピンクと黒の境目が不明瞭であることから、(明瞭に分かれている)シロカモメではなく、何らかの交雑だということです。(ワシカモメあたりだろうか…!?)
▼ワシカモメ成鳥。初列風切の色が背中と同じグレーなのが特徴です。(Glaucous-winged Gull)
▼飛んだところ。セグロカモメなどは翼の先が黒いですが、ワシカモメはほぼ同じ色です。
▼先生がカナダカモメ成鳥を見つけて教えて下さいました。(Thayer’s Gull)
左はウミネコで右はセグロカモメですが、だいたい中間的大きさ。首の後ろにもやもや斑があって、初列風切の後ろが白っぽいのが見えます。1羽だけ色白で端正な雰囲気。
▼歩いていると見上げたところにシロカモメの第一回冬羽とおぼしきお方が。最初のシロカモメ交雑と比べると、くちばしの先の黒い範囲がピシっと区切られているのがわかります。
▼後半では、タイミルセグロカモメ(taimyrensis)の足の黄色みが強い個体を観察できました。くちばしの赤斑が大きく、普通のセグロカモメと並ぶと派手めで目立ちます。
いつも自分で撮った写真を図鑑やネットで見比べて、「ウーム!タイミルかな…」「カナダかな…」と悩みながら結論を出していましたが、今回は先生や皆さんと一緒に「これはアレだ」と照合しながら確信を以て観察できたので、とても勉強になり楽しいひとときでした。
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