冬の道東(8)~ツノメドリ、ウミバト(チシマ型・アリューシャン型)
2015/12/22 北海道の道東、羅臼や根室を探鳥した記録、引き続き、高波のなか出航した落石クルーズで見た海鳥たちです。
落石漁港の湾の外に出ると、荒れた海況にも関わらず、いくつもの漁船が浮いているのが見えました。潜水服でもぐり、ウニを採っているとのことでした。
▼そんな海の様子を横目で見ながらガイドさんの声に耳を澄ませていると、高い波に見え隠れしてきたのは、ウミバトです!もちろん初見。(Pigeon Guillemot)
▼ケイマフリに似た赤い足の海鳥。日本では冬鳥で、北日本の海に少数が局地的に渡ってくるそうです。
▼黒いタイプのウミバトは、亜種「チシマ型ウミバト」と言われるそう。まぶたの上がポチッと白いので、ちょっとおもしろい目つきに。
▼その後、運良く出会えたのは、白い羽衣がまばゆい亜種「アリューシャン型ウミバト」!
▼鼠色の海のなかにぽつりとただよう白銀のウミバトは、ただただ神々しく見えました。
波をかぶって髪から塩水がしたたる状況でしたが、謎のスイッチが入ってもうなにも気になりません。
▼そして最後にミラクルが。
上下する波のあいだから、ガイドさんが驚異的な観察眼で「ツノメドリ」を見つけてくれたのです。こんな最果てでパフィンに会えるとは!素晴らしい締め。(Horned Puffin)
▼激しく揺れるとわかっている船に乗るのは覚悟が入りましたが、乗って良かった(船を出してもらえて良かった)!と心底思いました。
スリリングで楽しいクルージング。ありがとうアネロンニスキャップ(酔い止め薬)。
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