伊豆沼・蕪栗沼(1)~カリガネ初見
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
11/14-15 宮城県の伊豆沼・蕪栗沼に初訪問しました。
▼まずは伊豆沼の観察ポイントへ。とにかくすごい数のマガンです。移動中の車窓からすでに田畑にマガンが何十羽も降りているのが見え、「なんだこの世界は」と驚嘆しました。マガンといえば、地元では1羽いただけでもちょっとしたニュースになるくらいですから。
▼ガイドさんがおびただしい数のマガンの中から変わった個体を探し出してくれました。「シジュウカラガン マガン 交雑」などと検索すると似たような個体は出てきますが、確信には至れません。
▼ライファーのシジュウカラガンが6羽の群れでスイスイと移動していました。(Cackling Goose)
▼ハクチョウの仲間はオオハクチョウだけが見られましたが、ここまで黒っぽい(若い)幼鳥は地元ではあまり見ないので面白く観察しました。
▼しばらくマガンなどを観察していると、観察ポイントにオオタカが飛来。
▼しかも間近の枝にとまってくれ、冬っぽい曇り空の良い雰囲気の中でじっくり撮影することができました。
▼さて、次はライファーのカリガネ探しです。田畑にこのようにしてごっそりいるマガンの中から探します。
▼マガンも滅多に見られないので驚かさないように車からそっと観察します。腹部に縞模様があるのは成鳥だそうです。
▼そうこうしているうちに目の早い方やガイドさんが「あの中にカリガネがいる!」と教えて下さいました。今なら4羽いることがわかりますが、カリガネを見たことのない自分には見つからないものです。
▼どこどこ!?と思っているうちに、マガンがなにかに驚いて一気に飛び始めました。マガンは1羽が警戒して飛び出すと全員やみくもに飛び出す性質があるのです。
▼しかし、カリガネはその騒ぎに巻き込まれることなく同じところにいてくれました。ガイドさんを先頭に、畑の脇の飼料ロールを隠れ蓑にしてそっと距離をつめていきます。すると、飼料ロールのハイドが功を奏して、小ぶりなくちばしや黄色いアイリングなど、カリガネのチャームポイントが非常によく見える場所まで近寄ることができました。
▼希少なガンでなかなか見つからないこともあるというカリガネでしたが、こうしてバッチリ見ることができて本当に良かったです。Lesser White-fronted Gooseというだけあって、額の白さが目立ちます。
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