ベトナムの野鳥(2)Vietnam Birding エンビタイヨウチョウ、オレンジジツグミ
1月上旬に訪れたベトナム、タムダオ国立公園~ク・ポン国立公園にかけての探鳥記録です。
▼3日目、朝方タムダオ国立公園内を散策します。今日も奥まで歩くと霧が立ち込めてきましたが、霧のない場所でエンビタイヨウチョウが出てきてくれました。(Fork-tailed Sunbird)
▼尾が燕尾になっているのがポイントなのですが、それよりもなによりも顔から胸にかけての色が美しすぎてそこばかり撮ってしまいました。
▼鳥の多いところは霧も濃いので、晴れたところで数少ない鳥を狙います。黄色い腹部と可愛らしい顔が印象的なマミジロムシクイ(Yellow-bellied Warbler)。
▼やっと愛想がよく、満足するまで見せてくれる鳥が現れました。クリイロヒヨドリです。(Chestnut Bulbul)
▼ヒヨドリの仲間の中でも、色がきれいなタイプ。この鳥をじっくり見て、タムダオでの探鳥は終了。午後は少し南のク・ポン(Cuc Phuong)国立公園への移動時間になりました。
4日目、ク・ポン国立公園内ゲストハウスに宿泊して、朝から探鳥。
こちらに移動するとさらに気温が下がり、夜はダウンを着ないと寒くて眠れないほど。探鳥の際も、東南アジアの熱帯気候を想定して持ってきた薄手の服を何枚も重ねた上、ダウンの上からレインスーツを着ましたが、それでも寒くて震えるというありさまでした。
▼朝、暗いうちから移動の車の中で探鳥です。フロントガラス越しで厳しいながらもカラアカハラget!(Grey-backed Thrush)
少しずつあたりが明るくなっていく中、ヤイロチョウのポイントに向かって意気揚々と車で向かっていると、なぜか途中で先行車が引き返してきました。
なんと、倒木が道を塞いでいて前に進めないというのです。
最初はノコギリで木の枝を切ってみたり折ってみたりしていたのですがどうにもならず、最終的には手っ取り早くそこにいた全員の力を合わせ、「絶対に…ヤイロチョウを見るんだぁ!」という強い気持ちで倒木を押し上げ、道の脇へ転がし、道を拓きました。
▼ひと仕事したあとの朝食はこれから入るハイドの近くで。そこから見えたシリアカオオゴシキドリ(Red-vented Barbet)。
▼ハイドは2チームに分かれ、我々は2番めに。先にハイドに入ったチームと交代するまで、周囲を散策。なんとちょっとした憧れだったオレンジジツグミが登場しました。(Orange-headed Thrush)
▼しかも歩く先々に一緒についてきて、かなりじっくり見られました。つぶらな瞳とその名の通りのオレンジ色がキュートです。
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